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MIBの山知識 ~植栽班Part1~
こんにちは。山林事業部MIB(=壬生)事業所です。
皆さん、林業というと木を伐っている仕事のイメージですよね?
ですが、木を伐ったら木を植えなくてはいけません。当社では木を伐るだけでなく、
木を植え、育てていくことも行っています。それを担当しているのが、植栽班です。
今回は、植栽班について話していきたいと思います。植栽班の仕事は、木を植えるだけでは
ありません。苗木を植えるのは、主に春と秋です。夏や冬ではストレスが多く、枯れやすい
からです。私たち人間と同じですね。植栽班の主な仕事は、地拵え・植栽・下刈りの3つ
です。今回は、地拵えについて話そうと思います。
地拵えは簡単に説明すると、苗木を植えるための準備です。
左の写真の状態では、苗木を植えるのは難しいですよね?木を伐った後には、丸太や
大きな枝などが落ちてしまっています。植える場所を確保するために、丸太を落としたり
まとめたりします。この作業を地拵えといいます。地拵えをすると右の写真のようになり、
植林とその後の下刈り作業がしやすくなります。地拵えの際には、トビという道具を使います。
トンビの嘴のような形です。丸太に先端の尖った部分を刺し込んで引くことで、大きな丸太も楽に動かすことができます。道具を使わずに動かそうとしたときに、びくともしなかった
丸太が動いたときはとても驚きました。
林業の仕事としてあまり知られていない作業ですが、このようにいろいろな作業が積み重なっていき、きれいな山になっています。興味のある方は、是非、林業について調べてみてください。
次回は、植林についてお話ししたいと思います。